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技術紹介

1.プローブ(クーポン)計測

埋設管の塗膜抵抗が高抵抗値を示し塗覆装欠陥部がほとんど無い路線では、電気防食の効果を管対地電位で管理する場合に、通常より多めのIRドロップや地表面電位勾配(S/S)を含んだ値が計測されていると考えられています。(ON電位)
よって誤差地を減少させるために、プローブ(模擬欠陥)を地中に打ち込み、埋設管と接続し同じ防食状態にしてからプローブのOFF電位を計測し、IRドロップの影響を除外した値としております。

2.プローブ流入直流電流測定

プローブ流入直流電流測定

図-1

プローブに流入する直流電流密度から防食状況の判定が可能となり基準も設定されました。

3.プローブ交流電流測定

プローブ交流電流測定

図-2

プローブを流れる交流電流密度から、埋設管の交流腐食のリスト評価が可能となり基準も設定されました。

4.基準値の設定・評価

一般的には、プローブ(クーポン)の電流密度管理基準値を定めているのは以下の3つです。

    1. ドイツ工業規格[DIN 50 925]
    2. ISO国際規格[DIS 12954]
    3. 国内A社の提案した基準

当社ではプローブの大きさも含めて設定・評価いたします。